会陰部のできものは危険?何科を受診する?原因・治療法・予防策を徹底解説
会陰部にできものができると、痛みや不快感、さらには「大きな病気ではないか」という
不安を感じる方も多いでしょう。
デリケートな部位のため、他人に相談しにくく、自己判断で放置してしまうケースも珍しくありません。
しかし、原因によっては専門的な治療が必要な場合もあります。
この記事では、会陰部のできものに関する主な原因、セルフケアと病院受診の基準、具体的な治療法、
さらには予防策について詳しく解説します。
渋谷あおぞらクリニックでは、婦人科形成と言われるデリケートゾーンの施術を幅広くおこなっております。
陰部のにおい・かゆみ・痛い・黒ずみ・大きさ・形・左右差・・・
そのほかにも性交痛や不感症など
ちょっとしたことでもお悩みがある場合はぜひ気軽にご相談におこしください。
会陰部にできものができる主な原因
会陰部のできものには、軽度なものから治療が必要なものまで、さまざまな原因があります。
それぞれの特徴を知ることで、適切な対応が取りやすくなります。
良性のいぼやほくろ
お顔などにできるほくろやいぼが、会陰部に出現することもあります。
多くの場合長い期間存在し変化がないのが特徴ですが、自分では気づいておらず、VIO脱毛の際に指摘された・剃毛や脱毛をして初めて気づいたというケースもあります。
ニキビや毛嚢炎
- 原因
毛穴に皮脂や汚れが詰まり、炎症を起こした状態。会陰部は湿気がこもりやすいため、炎症が起きやすい部位です。
- 特徴
赤みを伴う小さな腫れができ、触ると痛みを感じることが多いです。
軽度の場合は自然に治癒することがありますが、膿が溜まると腫れが悪化することもあります。
バルトリン腺炎
- 原因
会陰部の左右にあるバルトリン腺が細菌感染を起こした状態。
細菌の侵入によって腺が腫れ、膿が溜まることがあります。
- 特徴
片側が腫れて痛みを伴い、腫れが進行すると硬く感じる場合があります。歩行や座る動作が困難になることも。
粉瘤(アテローム)
- 原因
皮膚の下に皮脂が溜まり、しこり状になった良性の腫瘍です。感染すると炎症が起き、痛みを伴うことがあります。
- 特徴
小さな硬いしこりが現れ、感染すると赤く腫れたり膿が溜まることがあります。完全に治すには切除が必要です。
性感染症(STI)
- 原因
ヘルペスや尖圭コンジローマなどの性感染症による症状。
- 特徴
水疱やイボ状のできものが現れ、かゆみや痛み、灼熱感を伴うことが多いです。
パートナーとの性行為が感染源である場合が多いです。
腫瘍やがん
- 原因
稀ですが、悪性腫瘍や皮膚がんが原因となる場合もあります。
- 特徴
持続的に大きくなる、出血がある、または治りにくい傷のようなできもの。こうした症状は早期診断が重要です。
その他の原因
- アレルギーや皮膚炎
化粧品や洗浄料が刺激となり、炎症を起こす場合があります。
- 摩擦や刺激
締め付けの強い下着や不適切なケアによって肌が傷つき、できものができることがあります。
※当院では「ほくろ」「いぼ」「粉瘤」「ニキビ」の診察が可能です。症状によっては他院の受診をおすすめすることもございます。
判断に迷われたら遠慮なく上記公式LINEからご質問ください。
症状ごとの具体例と見分け方
- 軽度の場合:小さな赤い腫れやしこりで、1~2週間以内に消える場合は内服、外用による治療や経過観察のみで改善することも多いです。
- 重度の場合:膿が溜まり、強い痛みや腫れ、発熱がある場合は感染が広がっている可能性があります。早急に医師の診察を受けることが必要です。
- 硬いしこり:粉瘤や良性腫瘍の可能性。
- 水疱やイボ状のできもの:性感染症の可能性。
- 発熱や激しい痛み:バルトリン腺炎などの感染症が疑われます。
陰部(デリケートゾーン)のほくろ除去は何科で?原因や治療を説明します
セルフケアと病院受診の目安
セルフケアで改善する場合
- 清潔を保つ:デリケートゾーン専用の洗浄料を使用し、過剰な洗浄は避ける。
- 通気性の良い下着を着用:湿気を防ぎ、炎症を抑えます。
- 軽度の炎症には市販薬:抗炎症成分が含まれる軟膏やクリームを使用します。
医療機関を受診すべきケース
症状が数日以上改善しない場合。
腫れや痛みがひどく、日常生活に支障が出ている場合。
水疱やイボ状のできものが現れた場合(性感染症の可能性)。
発熱やリンパの腫れを伴う場合。
渋谷あおぞらクリニックでの診療と治療法
診療の流れ
- 問診:症状の詳細を伺い、生活習慣や感染リスクについて確認します。
- 検査:渋谷あおぞらクリニックでは悪性腫瘍や感染症の検査は原則おこなっておりません。それらの疾患が疑わしい場合は専門の医療機関をご紹介させていただくこともございます。
- 治療:ほくろやいぼはレーザー治療、粉瘤は手術や内服治療など、症状に合わせて自費診療または保険診療の治療をご案内いたします。
治療法の具体例
- バルトリン腺炎:抗生物質による治療、膿の排出、腺の切除手術。
- 粉瘤(アテローム):切除手術で嚢胞を完全に取り除き、再発を防ぎます。
- 性感染症:抗ウイルス薬やイボの切除治療。必要に応じてパートナーの検査も実施。
- 腫瘍:組織検査の後、必要に応じて専門医と連携して治療を進めます。

日常生活でできる予防方法
衛生管理
デリケートゾーンの衛生管理は健康維持の基本です。適切な洗浄と保湿を心がけましょう。
特に、石鹸や洗浄剤を使用する場合は、肌に優しいものを選び、強くこすらないように注意してください。
過剰な洗浄は必要な皮脂を取り除き、かえって肌を弱める可能性があります。
洗浄後は柔らかいタオルで優しく水分を拭き取り、しっかりと乾燥させることが大切です。
湿気を残さないことが感染予防にもつながります。 保湿についても重要です。
適切な保湿クリームを使用することで、皮膚のバリア機能を強化し、外部からの刺激を防ぎます。
衣類の選択
下着や衣類の選択にも気を配りましょう。
通気性の良い素材を選ぶことで、蒸れや不快感を防ぎ、デリケートゾーンの健康を保てます。
化学繊維よりも、綿や竹繊維などの自然素材のものがおすすめです。
これらの素材は肌に優しく、湿気を吸収して放出しやすい特性があります特に夏場や運動後は、
汗をかきやすいため、速乾性のある素材や吸湿性に優れた下着を選ぶとさらに効果的です。
また、締め付けの強い衣類やナイロン素材は蒸れの原因となるため避けましょう。
健康的な生活習慣
健康を保つためには、日々の食事内容を見直すことも重要です。
新鮮な野菜や果物、良質なタンパク質を積極的に摂取し、ビタミンやミネラルをバランスよく補給することで、免疫力を高められます。適度な運動も体調を整える鍵です。
ウォーキングやヨガ、軽いストレッチなど、日常生活に取り入れやすい運動を継続することで、血行が促進され、新陳代謝が活発になります。
また、ストレス管理も欠かせません。
ストレスが溜まると体の免疫力が低下し、感染症のリスクが高まります。
瞑想や深呼吸、趣味の時間を意識的に確保して、心と体のリラックスを図りましょう。
質の良い睡眠も免疫力を高めるうえで非常に重要です。
性感染症の予防
性感染症の予防には、安全な性行為を心がけることが大切です。
コンドームを適切に使用することで、性感染症のリスクを大幅に減らすことができます。
特に新しいパートナーと接する際は、コンドームの使用を徹底しましょう。
また、定期的な性感染症検査を受けることも重要です。自覚症状がなくても感染している場合がありますので、早期発見と早期治療を目指すためにも、年に1~2回の検査を習慣にすると安心です。
渋谷あおぞらクリニックでは、性感染症の検査や治療に関するご相談も受け付けています。
気になることがあれば、一人で悩まず、まずは専門家にご相談ください。
渋谷あおぞらクリニックのおすすめポイント
女性医師による診療
渋谷あおぞらクリニックでは、女性医師が診療を担当しています。
デリケートな症状についても、気軽に相談できる環境を提供しています。
「男性医師には少し相談しづらい」と感じる方にも安心して受診いただけます。
女性医師ならではの視点で、患者様一人ひとりに寄り添った診療を行い、
症状や治療の説明もわかりやすく丁寧に対応します。
最新の設備
クリニックには、性感染症検査や治療、小手術にも対応できる最新の設備を完備しています。
これにより、患者様の症状に応じた適切な治療を提供可能です。
特に性感染症の検査では、迅速で正確な結果が得られるよう努めています。
また、治療に使用する医療機器も最新の技術を採用しており、より安心・安全な治療を実現しています。
プライバシー重視の診療環境
渋谷あおぞらクリニックでは、患者様のプライバシーを最優先に考えています。
他の患者様と顔を合わせることのないよう配慮されたプライベートな診療環境を整えています。
待合室や診療室もリラックスできる空間設計が施されており、初めての方でも安心して受診できると好評です。
丁寧なアフターケア
診療後のフォローアップも丁寧に行っています。
治療後の疑問や不安な点があれば、いつでも相談可能です。
また、必要に応じて再診や追加の治療をご案内することで、患者様にとって最善の結果を目指します。
まとめ
会陰部のできものは、症状によってセルフケアで治る場合もあれば、医療的な介入が必要なケースもあります。
早めに適切な診断と治療を受けることで、不安を解消し、日常生活を快適に過ごすことができます。
渋谷あおぞらクリニックでは、こうしたお悩みに特化した診療と最適な治療を提供しています。
お悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。