婦人科形成の失敗症例〜小陰唇縮小術のデメリットや失敗の対処法〜
女性器の美容整形として知られる「婦人科形成」。
近年その有効性がすこしずつ有名になりつつありますが、今回の記事ではそんな婦人科形成の失敗をテーマにお話ししていきます。
はじめに〜婦人科形成手術とは〜
婦人科形成とは、女性のデリケートゾーンに関する悩みを解消するために行われる手術のことです。
例えば、小陰唇縮小術や大陰唇たるみとりなど、陰部のひだ(びらびら)のサイズを変更する手術などが代表的です。これらの手術は、見た目のコンプレックスだけでなく、痛みや不快感を解消する目的でも行われます。
婦人科形成の手術を受ける理由
多くの女性が婦人科形成手術を検討する理由は、自身の身体に対するコンプレックスを解消したいからです。
たとえば、小陰唇がもともと大きなことに対してコンプレックスを抱いていたとか、パートナーに指摘されてしまったとか、大きいせいで、黒ずみが目立って経験豊富と思われたらどうしようという不安があるなどという声がよく聞かれます。
一方で、見た目に対するコンプレックスのみでなく、例えばひだが大きなことで下着に擦れて日常的に痛みや痒みがあるという方も多いです。特に、自転車に乗っている時や、スキニーズボンを履いている時などに擦れてかゆみや痛みを生じる場合が多いようです。
それだけでなく、ひだが大きかったり左右差があったりすることで、尿が飛び散ってしまう・横にそれてしまうといった悩みを抱えている方もいらっしゃいます。
このように、日常生活に支障をきたしているケースもあります。手術を通じてこれらの悩みを解決し、より快適な生活を送ることが婦人科形成の手術の目的です。
こちらの記事もご参照ください。
【自転車で股が痛い女性必見】陰部の痛みの治し方と予防法
婦人科形成の失敗例
婦人科形成手術、特に小陰唇縮小手術は大変満足度の高い手術だと実感していますが、一方で望まない結果になってしまい失敗したと感じるリスクがないわけではありません。
ここから先は様々なトラブル事例や、術後に思っていたのと違ったと感じてしまいかねない要素をいくつかピックアップしてみます。
小陰唇が小さくなりすぎる
小陰唇縮小術で取り除く組織の量が多すぎると小陰唇が過度に小さくなり、機能的または美観上の問題を引き起こすことがあります。
手術やカウンセリングの際に、たまに患者様から「出来る限り小さくしてほしい」「見えないくらいにしてほしい」と頼まれることがあります。ですが、このような要求はお断りしています。
何故かというと、年齢を重ねると小陰唇をはじめとする体の組織は時間経過とともに少し萎縮して硬くなり、より小さくなるリスクがあるからです。
小陰唇というひだには、その内側にある尿道口や膣を乾燥から防ぐという役割があります。ですので、小陰唇を大きく切りすぎてしまうと、膣が乾燥してひりつきが生じたりなどの合併症をきたすリスクがあります。 渋谷あおぞらクリニックでは、切除後の小陰唇の幅が短い方でも1センチ位は残しておくよう意識しています。
小陰唇の左右差が残る
小陰唇縮小術は一般に左右両方のひだに対して切開を行うため、医師の技術などによっては、どうしても左右差が出てしまうことがあります。
もしも渋谷あおぞらクリニックで手術を受けて左右差が気になると感じてしまった方は、遠慮せず診察を受けにいらして下さい。大きい方を小さいほうに合わせて追加で切除する再手術を行うことで、左右差を解消することができます。
ちなみに、渋谷あおぞらクリニックでは他院修正を行うことが多いですが、この左右差のご相談は実に多いです。最近いらっしゃった患者様は、左右差が気になって執刀医に相談したところ「人に見せるところじゃないし、そんなに気にならないからいいんじゃない」と言われてしまったとおっしゃっていました。
美容整形は婦人科形成に関わらず、ただ人に見せるためではなくて、自分が自分の体や顔に自信を持つために受けるものです。ですので、ご本人が気になるのであればあおぞらクリニックではご満足いただけるまで修正を行っています。
小陰唇の黒ずみがなくなると思っていたのに残った
これは手術の技術というよりも、カウンセリング時の医師と患者様との認識のすり合わせが足りなかったことにあるトラブルです。
一般的に小陰唇はその外側が摩擦によって黒ずみやすく、内側は意外ときれいな肌色やピンク色をしている場合が多いです。ですので、小陰唇の中でも外側に飛び出ている部分を切除することによって、黒ずんだ印象を改善する場合が多いのです。
ですが、切除できる範囲には限界がありますし、黒ずんでいる部位も人によって違いますので、例えば手術によって必ず黒ずみが全部取れてピンク色になるという幻想を抱いている方にとっては満足いく結果が得られない場合があります。
思ったよりも小陰唇が大きいままである
期待と異なり、手術後も小陰唇のサイズに満足できない場合があります。
ご本人の希望サイズが術後の仕上がりよりも小さいもので、かつ医学的にリスクなく切除を追加できる場合には、再手術でより小さな小陰唇にすることも可能です。
長期間にわたる出血
小陰唇縮小術は小範囲の手術ですが、他の部位の手術に比べると出血しやすく、術後4〜5日程度は創部からの出血が生じえます。
一方で、例えば10日以上たっても出血が持続する、分単位でナプキンがいっぱいになる程の量出血するなどという場合には、止血が不十分な可能性があるので、執刀医に相談してください。
痛みが続く
手術後には一時的に数日間痛みが伴いますが、それが長期間続く場合は注意が必要です。
痛みとともに創部の強い腫れ、赤みや膿などがないか確認してみて下さい。つらい痛み長期間が続く場合には、執刀医に相談することを勧めます。
傷痕が残って気になる
小陰唇縮小術は傷跡が大変残りづらい手術ですが、まれに傷跡が目立って気になるという相談を受ける事はあります。
また、術式によっては表面を大きく縫った場合、その縫い目が食い込みのように残って不自然な傷跡となることがあります。この内容での他院修正のご相談も多いです。
小陰唇の縫合には手術に慣れた医師の技術が必要です。傷跡を直す修正手術も行っていますので、悩んでいる方は相談にいらしてください。
婦人科形成で失敗・後悔しないために
婦人科形成手術には多くのメリットがありますが、手術にはリスクも伴います。トラブルを避け理想通りの結果を得るために、以下のことに注意してみてください。
事前のカウンセリングを重視する
手術前に医師としっかりとしたカウンセリングを行い、手術のリスクや期待できる結果について理解しておくことが重要です。
他のクリニックでもカウンセリング受けたという方からよく「医師によるカウンセリングがすく高圧的だった」とか、「医師はほとんど出てこず無資格のカウンセラーによる説明だけで終わってしまった」というお話しを聞きます。
カウンセリングというのはそこで施術こそしないものの、皆様の不安を取り除き、手術のイメージを膨らませるための大変重要な場です。
質問しやすい雰囲気かどうか、すべての悩みを解消してくれたか、患者様のお話しをしっかり聞いてくれたか、そのようなことを重視して執刀医を選ぶ判断材料にしてください。
医師の選択
経験豊富で信頼できる医師を選ぶことが、手術成功の鍵です。
医師の経歴や実績、以前の患者さんの口コミなどをチェックするようにしてみてください。
最近だと医師個人でYouTube Instagramなので発信をしているというケースが多いので、それらのメディアを見て医師の雰囲気や性格をチェックしてみるのも参考になるでしょう。
個人差を理解する
婦人科形成・小陰唇縮小術については適切なカウンセリングを受けて過剰な期待はせず、過剰な心配もせず、手術というものを正しくご自身の中で理解しておくことが大切です。
"思っていたのと違った"というトラブルにならないよう、手術後のイメージを医師としっかりすり合わせておいてください。
また、手術の結果やダウンタイムの経過には個人差があるということもしっかり認識しておいてください。例えば、とある患者さんのブログを見て3日で痛みが引きましたということがいるかもしれませんが、人によってはもう少し長続きすることもあるでしょう。
カウンセリング前や、手術を受けた後などに何か質問をしたい場合には、下記公式LINEから遠慮なくお送りくださいね。
小陰唇縮小術については以下の動画もぜひご覧ください。
婦人科形成のおすすめの病院
婦人科形成において良いクリニックを選ぶことは、手術の成功に不可欠です。以下のポイントを考慮してください。
- 医師の専門性と経験
医師が婦人科形成手術にどれだけ精通しているか、実績は豊富かを確認しておきましょう。婦人科形成は形成外科・美容外科の中での特殊な領域であり、医師の症例数が大切です。 - クリニックの評判
過去の患者さんのレビューや評価を参考にしてください。渋谷あおぞらクリニックでは実際に施術を受けてくださった患者様からのご紹介でご来院になるかたが多く、婦人科形成において多数のご評価をいただいております。 - カウンセリングの質
手術前のカウンセリングで、十分な説明を受けられるかどうかも大切なポイントです。
渋谷あおぞらクリニックで婦人科形成を受けるメリット
渋谷あおぞらクリニックで婦人科形成手術を受けていただくメリットについて、特に注目すべきポイントをいくつかご紹介します。
- 豊富な症例数と経験
当院の医師は、累計1000例以上の婦人科形成手術を担当してきた経験を持っています。大手クリニックでの元指導医としての経験も豊富で、その知識と技術は患者様にとって大きな安心材料となります。 - 修正手術の実績
他院での手術結果に満足できなかった患者さんが、修正を求めて当院を訪れるケースが数多くあります。このような修正手術の豊富な経験は、手術の成功率を高めるための重要な要素です。 - 安全性への配慮
当院では、患者さんの安全を最優先に考え、静脈麻酔を用いた手術を行っています。術後は30分間院内で待機し、出血量を確認してから安全に帰宅していただけるよう配慮しています。 - 痛みへの配慮
痛みへの配慮も、当院の大きな特徴の一つです。特殊な組成の麻酔薬や、72時間痛みを抑えるエクスパレルを使用することで、術後の痛みを大幅に軽減し、患者様がより快適にダウンタイムを過ごせるよう努めています。
このように、渋谷あおぞらクリニックでは患者さん一人ひとりの希望に応える高い技術力と、安全・安心のための配慮が充実しています。
婦人科形成で失敗したらどうする?
手術に失敗したと感じた場合でも、解決策はあります。
まずは、手術の仕上がりについて、執刀医に対して素直に相談してみてください。誠実な医師であれば、今の状態を診察しどんな対処法が適切か提案してくれるはずです。
最も一般的なのは修正手術を行うことですが、これには時間を要する場合もあります。
また、失敗した原因によっては、特定の治療やケアが推奨されることもあります。
大切なのは、失敗したと感じても諦めず、信頼できる医師と相談しながら最適な解決策を見つけることです。もしも執刀医の対応に疑問が残るような場合には、当院に遠慮なくご相談ください。
失敗しない婦人科形成なら、渋谷あおぞらクリニック
ここまで読んでくださりありがとうございます。
婦人科形成手術は、多くの女性が抱えるデリケートゾーンの悩みを解消し、より豊かな生活を送るための重要な選択肢です。渋谷あおぞらクリニックでは、豊富な症例数、修正手術の経験、安全性への徹底した配慮、そして痛みへの高度な配慮をもって、一人ひとりの患者さんに寄り添った手術を提供しています。
これまで他で受けて失敗されてしまったというかたや、受けてみたいけど怖くてためらっていたというかたもぜひご相談くださいね。
ご予約はwebから、お問い合わせは公式LINEからお願いいたします。
医師スタッフ一同、みなさんのご来院を楽しみにお待ちしております。
婦人科形成のあれこれについてはこちらもご覧ください。